ちょっと不思議な話をする実話だけど。
まだ赤ちゃんの頃の話し。
初孫だとちやほやされていたそうだ親馬鹿がいっぱいいたそうだ。
針に糸が通せたり、飛んでるハエを指で捕まえたりしてたんだと。
赤ちゃんなので体はうまく動かないのにすーとハエをぴっと・・・らしい。
「神童だからテレビに出そう」なんて言ってたらしい。
ちょっと大きくなってくると普通の子になってしまったらしい。
親馬鹿どもが偶然を大騒ぎして過度な期待をしただけなんだろうけど。
あまり小さい頃の記憶が無いのでそれは聞いた話だ。
多分４歳か５歳の頃(多分)居間に居てテレビを見てた。父親がいたと思う。
はっと夢から覚める瞬間のように意識が戻ると小さな身体の中に居た。
それは窮屈で自分のものではないと感じた。違和感。
自分が誰なのか、何故ココにいるのか、思い出せない。
ただここに行き成り存在させられた自分。混乱する。
急に尿意を感じた私は「おしっこ」とトイレに。
（ここですでに元の自分に戻った言動と行動をしているのだけど。）
トイレ中に体と心が馴染んで、むしろ、さっきの違和感は何だろ？となった。
それからは普通に暮らしている。
でも、それ以前の記憶はさっぱりないんだ。
４歳以下の記憶って覚えてないのが普通だと思って気にしなかった。
後々に思い出そうとすると思い出せる記憶も出てくるんだけど。
だから神童って呼ばれてた頃と今の自分は違っているとおもう。
【スイッチした】感覚って誰でもあるのかな？
